戦士の遺志

神がいない世界

偽神が創られた世界

これは嘘の世界

 

門を開くための存在

神に見捨てられた存在

この星に人が創られたのは奇跡でなく

調和のための軌跡であった

 

我々の努力は、苦悩は、混沌は

ただ与えられた虚構なのか

神などいない世界に意味はあるのか

大規模な実験台に過ぎないのか

 

戦争や疫病は意図された終局

欺瞞だらけの箱庭を螺旋の内から解放せよ

 

もうすぐ着くから

 

 

あの頃は感情に従っていた

日々は陽に輝き

夜はすぐに明けた

バラードの律動は速くても

展開に置いてかれることはなかった

 

世界と一つ線を引いた

時代と二つ涙を拭いた

君との思い出は

三つも浮かばない

 

嘘でも本当みたいにキラキラ輝いてた

彼方の嘘は今の本当になった

本当は知らなくていいから

今は前を向ける

本当に知らなくていいから

明日も前に進める

 

居心地がいいとかなんとか

そんな言い訳ばっかして

新しい君と出会った

あの星空の下に住む私たちの物語

 

 

 

 

 

 

嘘を言うと嫌われる

本音を言っても嫌われる

でも黙ってたら嫌われた

 

自分らしくを大切にする人

正しいを大切にする人

趣を大切にする人

愉しいを大事にする人

 

綺麗なものが好き

あの星のようになりたい

海が好き

深々しい空に晦む

 

太陽のようにありたい

そう笑った最期の君

 

宙は見放してなんかいない

いつも天に眩んでいる

 

明日も今日が続いていますように