神がいない世界 偽神が創られた世界 これは嘘の世界 門を開くための存在 神に見捨てられた存在 この星に人が創られたのは奇跡でなく 調和のための軌跡であった 我々の努力は、苦悩は、混沌は ただ与えられた虚構なのか 神などいない世界に意味はあるのか 大…

水たまりに映る街灯 響くタイヤの音色 東京の振りをした喧騒 飴に塗られた階段 踏切は居ないのに喋る電車 泊まらない駅に流れる俗人 嘘を刻む電光掲示板 揺れる肝臓 星一つない黒 雪はいつになく降らない

夜道の香りは花の匂い 最低限の荷物を詰め込んだビニール袋の音が カサカサと喧騒をかき消す 曇天が月を覆う 湿ったアスファルトは靴音まで濡らし 夜明、黒は一人を照らした

あの頃は感情に従っていた 日々は陽に輝き 夜はすぐに明けた バラードの律動は速くても 展開に置いてかれることはなかった 世界と一つ線を引いた 時代と二つ涙を拭いた 君との思い出は 三つも浮かばない 嘘でも本当みたいにキラキラ輝いてた 彼方の嘘は今の…

嘘を言うと嫌われる 本音を言っても嫌われる でも黙ってたら嫌われた 自分らしくを大切にする人 正しいを大切にする人 趣を大切にする人 愉しいを大事にする人 綺麗なものが好き あの星のようになりたい 海が好き 深々しい空に晦む 太陽のようにありたい そ…